2023年11月25日・26日、対馬市内で対馬グローカル大学ビジネスゼミの現地実習が開催されました。対馬で新たなビジネスに取り組んでおられる方々にお会いして、ゼミの研究内容をブラッシュアップすることが目的。ですが、それ以上に多くの学びを得ることができ、とても充実した現地実習になりました。
（冒頭の画像は、佐護の「つしま大石農園」さんのお茶畑。筆者撮影）
対馬発のさまざまなソーシャルビジネス
（「つしま大石農園」さんの数々の新製品。筆者撮影）
対馬北部の佐護で栽培したお茶を和紅茶として商品化し、新たな対馬の名産にされた「つしま大石農園」さん。たくさんの新商品を次々にリリースされていますが、商品開発のきっかけは「⚪︎⚪︎さんが〜〜で困っている。どうにかならないか？」というエピソードばかりでした。地域の課題を軽やかにビジネスに変えていく姿が印象的でした。
また、昔ながらの炭焼きに新たな付加価値を加えてヒット商品を生み出したという方々のお話や、林業を対馬で100年後も続けていくためにチャレンジされている方々のお取り組みも伺いました。
国の天然記念物・ツシマヤマネコの保護活動
さらに、対馬の下島、内山にある対馬野生生物保護センターについても説明を受け、東京ドーム1.5個分という広大な敷地の中で絶滅危惧種であるツシマヤマネコを野生に戻す取り組みについて理解を深めることができました。
実は、対馬でこれほどさまざまな取組みがなされていることを知らず、とても感動しました。驚きとともに、大きなエネルギーをいただいた、ものすごく濃い2日間でした。ご一緒させていただいた皆さま、本当にありがとうございました！